1月19日より1週間長野県白馬村にて開催された日本雪崩ネットワークによるアバランチ・オペレーション・レベル1を受講してきました。
この資格はガイドやスキーパトロール(日本じゃ必要ないか。。。)、その他の雪崩管理者のための入り口となる資格です。1週間の長きにわたる講習・検定ですが内容はかなり充実しており、実のところ1週間じゃ短いんじゃないかと感じました。。。
初日まずはイントロダクションと雪崩に関する各種知識の講義から始まります。
午後は定点観測の実際。これから毎日午前午後の二回白馬村のウイング21という施設前で気象の定点観測をおこないました。
この日は雪崩ビーコンによるサーチ&レスキューも少しやりました。
翌日は座学ののち休業中の白馬ハイランドスキー場でハイクアップしてベース情報となる積雪断面観測(スノープロファイル)です。
ほぼ毎日穴を掘っていました(^_^;)
三日目、定点観測後、白馬八方スキー場に向かいます。車の上の表面霜がすごい!これがこのまま雪面に残ってそれが次の雪で埋没すると強烈な弱層として長く悪さをし続けることになります。。。
キレイなものには棘があるのは人間も自然も同じ。。。(笑)
催行の天気の中八方のゲレンデトップから登っていきます。
八方池の北方にてスノープロファイルをとるため穴掘りしたのですが積雪深100㎝超えたあたりから強烈に硬くめちゃくちゃ疲れました。。。
しかも、終了後はすでに日が陰りかちかちぼこぼこの八方尾根を滑っており、もっとも快適だったのはゲレンデ内という拷問のような一日でした(^_^;)
4日目は栂池にプロファイル取りに行き、5日目は栂池から白馬乗鞍スキー場までのツアーで地形観察などをします。もちろんプロファイルも。
西鵯峰の頂上でスキンをはがして滑降準備。
親沢に滑りこんだら再びクライミングスキンを着けて若栗の頭目指して登っていきます。
40度ほどの強烈な新雪急斜面もまったく躊躇せずに滑り込んでいくのはさすがガイド集団!
6日目。快晴のコルチナ国際スキー場。この日は一日試験日です。
私の班はまずはビーコン捜索試験。
さらにクラスルームに戻って定点観測の試験と筆記試験2種類。この日はこれで終わりです。
最終日となる今日は3種類目の筆記試験。それが終わって無事合格となりました。
これで私は晴れて雪崩プロフェッショナルの入り口に立つことができました。これからも積雪期は常に積雪の観測やハザード予測等怠らず、さらなる高みを目指して頑張りたいと思います♪ 興味がある方はいつでもお聞きください。いつか大分でもアバランチナイトやりたいなあ。大分じゃ雪崩ないけど(^_^;)
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