この内容は当事務所主催のガイドツアーによる場合のみ適用されます。個人的に登山活動を行う際には参考になる書籍や信頼できる先達に聞いたうえでご自分で判断してギアを選んでください。
各種基本装備に加えて、バリエーションルートを目指すうえで必要な追加装備です。
◎ハーネス
他のバリエーションルートの場合と同様ですが、沢登りの場合滑落の衝撃はより少ないことが予想されますので軽量化のためにレッグループタイプでないシットハーネスを使用してもかまいません。また、ウエストにパッドがないものでも可です。
◎ヘルメット
必ず必要です。
◎スリング・カラビナなど
120㎝のスリング1本。反転防止機能付き安全環付カラビナ1枚、または、安全環付カラビナ1枚+ノーマルカラビナ1枚。
さらに沢登りの場合、以下の装備が追加で必要になります。
◎渓流シューズ
現在、フェルト底の渓流シューズが一般的です。渓流シューズなら軽量化のため下山時もそのまま歩くことができます。指が割れた渓流足袋は安価でかつ岩の感触がつかみやすいため愛用者も多いのですが下山時には爪を痛める可能性があるため別の靴が必要となるでしょう。また、昔ながらの地下足袋+ワラジは最強のフリクションを発揮します。が、ワラジの替えが必ず必要なことと現在となっては入手が困難なことが欠点です。
◎スパッツとソックス
ネオプレンの渓流スパッツはシューズ内に小石が入ることを防ぐとともに足首の保護、保温にもなり非常に有効です。ネオプレンの渓流ソックスは低温時非常に有効ですが、暑いときには蒸れて爪がはがれやすくなる欠点もあります。季節気温に応じて使い分ける必要があるでしょう。
〇ネオプレングローブ
ネオプレングローブは指先の冷えやすい方には有効です。