クライアントの意向で詳しくは書けないのですが、某社の仕事でとある調査をしに乗鞍岳へ行ってきました。
乗鞍高原のバス停は快晴の日曜日とあってダダ混み!バス4台が畳平に向かって行きました。
畳平より剣ヶ峰に向かって歩き始めます。
山あいには遠く白山も見えています。
ひとりなのでペースを全く気にしません。寒いので早く終わらせたい!天気いいのがもったいないけど。
少し歩くと剣ヶ峰が顔を見せてくれます。
振り返れば槍穂高連峰が美しい!
剣ヶ峰には作業をところどころでこなしながら40分ほどで到着しました。ここでも作業をした後、喧騒を離れて中洞権現に向かいます。全然人が通ってないからハイマツの藪こぎが大変。目線の高さほどあります…。
一応、道はわかりますけどね…。
途中、踏み跡が消えたりもしながら中洞権現尾根を下っていきます。
尾根の向こうには御嶽が。
こうして無事に調査を終えて帰宅の途につきました。
今日からは剱岳北方稜線です。天気が少し心配です。
「北アルプス」カテゴリーアーカイブ
横尾谷右俣にて素晴らしい紅葉に。
ご無沙汰してます。
家庭の事情で少しの間仕事をキャンセルして帰省しておりましたが、9月30日より横尾谷の右俣に入ってきましたので遅ればせながらご報告を…。
クライアントはいつもありがとうございます、Sさんです。
初日小雨の中横尾まで。徳沢でも紅葉が始まっていました。今年は早いですね…。
翌10月1日は快晴です。
本谷橋を渡って、屏風岩が素晴らしい!
北穂高も!
本谷橋で涸沢に向かう数多くの一般登山者と別れ、横尾本谷に入ります。
ここは涸沢との分岐二股。
見えているのは左俣ですがここから右俣に入ります。
徐々に狭くなってはきますが、それでも快晴の中快適な遡行。水の中に入ることはありません。
振り返れば屏風の頭と前穂の北尾根が…。
そして南岳カールの中に入ると…。
ここから苦しい思いをして再び一般道へ。天狗原・横尾尾根のコルへ。槍ヶ岳が美しく見えました。
南岳小屋で今年最後の1泊を楽しんだ後、翌朝はやはり予報通り雨模様。中崎尾根下降の予定を変更して南岳新道を下りました。
真っ白なガスの中…。
名クラシック、槍ヶ岳北鎌尾根
当事務所主催の槍ヶ岳北鎌尾根に行ってきました。お客様は大阪より2名様。
初日予定を変更して合戦尾根より燕山荘を目指します。強烈に寒かった…。この日槍ヶ岳では初雪が降ったそうです。
翌朝、天候回復の予報もむなしく山はガスの中。でも少し待ってると晴れ間も出そうな感じがしたので、燕岳お初のKさんと往復。途中メガネ岩でパチリ。
晴れ間がのぞいた西側には美しい虹が!
燕山荘まで戻って大天井岳目指し歩き始めます。
さすがに花はもう終わりでしたがそれでもコウメバチソウなど。
対して遠くもないはずなのですが目指す大天井岳ははるかに見えます。
徐々に天候も回復し振り返ると燕山荘と燕岳が。
目の前には大天井岳
表銀座の向こうに目指す北鎌尾根が見え始めています。
大天井から下を見ると大天荘と常念岳が遠くに見えました。
ここでお客様2名はぬかりなく燕山荘から抜きつ抜かれつしてきたうら若き女性2名に行動食が多すぎる分を”半ば無理やり”渡していました(笑)。
いよいよここから一般道と別れてバリエーションルートに入ります。貧乏沢入口。
ガラガラのまったく整備されてない沢を下っていきます。
結構悪い下り。
途中にある貧乏沢の無名滝は場所が場所なら名瀑だったでしょうね。
こうして下ること2時間強。天上沢に合流しました。
北鎌沢の出合にてテント1泊。翌朝はいよいよ北鎌尾根の縦走です。
まずは急な北鎌沢右俣の遡行。
途中のなめ滝で最後の水の補給。
延々と登ること3時間弱…。
ようやく北鎌のコルです。
快晴の本日はここから鷲羽と水晶がきれいです。
天狗の腰掛手前より
この辺はまだ余裕があります。
いやいや最高の天気!
独標の左肩には前穂も姿をみせています。
いよいよ、独標がちかずいてきました。がもちろん直登はしません(笑)。
この辺はまだ笑顔で登っていますね。
でも時折真剣な表情。
結構頑張ってるのになかなか槍は近づいてくれません…。
ここからかなり苦しい時間が続きましたがなんとか北鎌平を過ぎ最後の登りに…。
結構な時間のため表銀座に槍の影が映っています。
苦しい登攀を繰り返してようやく頂上へ。
約12時間かかってこの日頂上まで辿り着きました。喜びもつかの間、急いで下らなければ日が暮れる!ということでぎりぎりヘッドランプを使わずに槍ヶ岳山荘へ入ることができました。
1日中晴れていたことは僥倖です。
翌朝は雪でした…。
黒部五郎岳から笠ヶ岳縦走
山旅人のツアーガイドで表題のコースに行ってきました。
9月1日富山駅でお客さんと合流。なんとお客さん4名です!これだから山旅人のガイドはやめられません(笑)。
そして有峰湖畔にある有峰ハウスに1泊。明日からの好天を祈りつつ…就寝。
翌朝折立より長い長い縦走の始まりです。
曇りですが暑いです…。
ミヤマママコナ
アカモノの実
オヤマリンドウ
イワショウブ
花は期待してなかったんですがそれでもそこそこありました。
前述したように曇り空ですがそれでも時折雲が切れて周りの景色を楽しませてくれます。
そうこうするうちに太郎平小屋へ。短いですが今日はここで終わり。明日に備えてゆっくり休養します。
翌3日も天候はいまいち…。でも雨は降ってません。小屋の前からは展望もそこそこありました。
薬師岳
鷲羽岳と水晶岳
北ノ俣岳方面
太郎山に軽く登って振り返ると小屋がきれいに見えてます。
チングルマの綿毛に朝露が美しい!
北ノ俣岳の肩に上がると一瞬大展望が開けました。
しかし、その後はあまり展望が開けず、黒部五郎岳まで苦しい登山が続きました。そして山頂に上がると、またまた小展望が…。
黒部五郎カールがちらりと見えました。
ここから稜線を行かずにカール内に下りて行きます。
振り返ると…。
コウメバチソウが咲いています。
カールの末端、モレーン辺りには雷岩とその奥に鷲羽岳。
鷲羽岳・祖父岳・水晶岳
このあたりで雷が鳴り始めました。恐いので先を急ぎます。差し迫った危険等は感じませんでしたが…。
大急ぎで小屋に駆け込むと雨が降ってきました。ああ、間に合った…。
翌朝はまあまあの天気。さっそく三俣蓮華への急登をこなし振り返ると…。昨日登った黒部五郎岳です。
眼前には最終目的地の笠ヶ岳が遠く見えています。
チングルマが三俣蓮華岳の目の前できれいに揺れていました。
このようになんとなく美しい稜線を登っていきます。
イワツメクサもところどころ残っています。
イワギキョウはきれいでした。
三俣蓮華岳を過ぎて丸山への稜線上でまた展望が開けてきました。
硫黄尾根の向こうに北鎌尾根が…。この次の仕事はあそこです。
丸山はこんな感じ。
丸山を過ぎて双六岳に到着。双六小屋に向かいます。
ここからの下降は雪が遅くまで残っていたのか、まだまだきれいなお花畑でした。
ミヤマダイコンソウ
ヨツバシオガマ
アオノツガザクラ
チングルマ
鷲羽岳と水晶岳
トウヤクリンドウの向こうに鷲羽岳
こうしてこの日は昼前に小屋入り。明日に備えてまたまたゆっくり休養です。
翌朝、小屋前から朝日を見ます。燕岳方面から。
そして双六池を見ながら出発です。
一晩お世話になった双六小屋に別れを告げて稜線へ登っていきます。
ハクサンフウロ
シロバナヘビイチゴ
この日は予報通り快晴になりました!!!
槍穂高連峰
焼岳と乗鞍岳
双六岳
稜線の下に見えるは鏡平小屋
鷲羽岳
ミヤマリンドウ
笠ヶ岳への道
黒部五郎岳と薬師岳
抜戸岳
薬師岳
秩父岩
笠ヶ岳
笠ヶ岳への稜線
抜戸岩。ここを過ぎれば笠はもうすぐ!
ガスが時々やってきますが、また晴れます。ガスの中には西穂劇場。
さあ、本当にあと少し!
眼下には播隆平と緑の笠
こうしてたどり着いた笠ヶ岳山頂は残念ながらガスでした…。小屋に入ってのんびりします。
夕食後、夕日がとてもきれいでした。私はこれを見ながら一人ウイスキーをちびりちびり(笑)。
日が沈んだ後、表に回ると今度は満月?が。
こうして笠ヶ岳の夜は楽しく更けてゆきました。
翌朝、最終日も快晴!下りるのが残念な感じ…。
日の出は槍穂の稜線からいい感じです。
黒部五郎と薬師
播隆平と緑の笠
振り返れば笠ヶ岳
稜線にお別れして杓子平
そして最後の笠ヶ岳
ミヤマトリカブト
タテヤマウツボグサ
シモツケソウ
槍もきれいでした。
というわけで後半駆け足になりましたが、この度も無事に終了しました。
1本キャンセルがありましたので次は12日からの槍ヶ岳北鎌尾根になります。お楽しみに。
槍ヶ岳から西穂高岳
当事務所主催の公募登山「槍ヶ岳から西穂高岳」を無事縦走してきました。
21日上高地から出発して小雨降りしきる中、槍沢に向かいます。槍沢までのんびり散歩しながら5時間ほど。明日からの縦走に備えて早々に就寝。
翌22日、天候はいまいちですが雨は降っていない中出発。
ミヤマトリカブト
シナノキンバイ
ハクサンフウロ
そうこうするうちに天候が一変。一気に晴れてきました。
グリーンバンドより
目指す槍ヶ岳ももう一息。
苦しい登りでしたがなんとか槍ヶ岳山荘までたどり着きました。常念岳がきれいに見えます。
ここに荷物をデポして槍が岳頂上を目指します。とちゅうでは小槍が見えます。
登る途中でパチリ!
こうしてたどり着いた槍ヶ岳山頂では360度の展望が出迎えてくれました。明日からたどる稜線が遠く見えています。
反対の薬師岳方面
ここはスタート地点であってゴールではありません。とりあえず先ず目指すは大喰岳。
岩間にクモマグサが咲いていました。
大喰岳より槍が岳を振り返って
中岳まで来ると前方の穂高連峰が目の前に迫ってきます。
本日最後のピーク南岳まで来て振り返ると中岳が端正な姿を見せています。
こうして南岳小屋までたどり着き疲れた体を休めるのでした。
翌23日はいよいよ大キレットの通過です。
まずは朝焼けの常念岳から。
ゆっくりと準備をして大キレットに向かいます。
後ろ向きになって一歩一歩下降していきます。
正面にはこれから向かう長谷川ピークの向こうに北穂高岳。
危険個所ではガイドしながらの写真は難しいので勘弁していただいて…。次はいきなり長谷川ピークからの下降です。
振り返ると南岳と獅子岩が大きい!
飛騨泣きのナイフリッジの通過
最後は北穂高岳への急な登山道を喘ぎながら登って到着。
北穂高小屋でゆっくりと大休止した後、涸沢岳に向かいます。
正直言って、北穂涸沢間の縦走は落石の頻度からいって、大キレットやジャンダルム越えよりも気を使います。
北穂南峰より奥穂と前穂
こんな風に下降していきます。
途中から明日目指すところがよく見えました。
ジャンダルムとロバの耳
西穂高岳
そのあとは何ということもなく無事に穂高岳山荘に到着。夕焼けがきれいでした。
そして、いよいよ最難関奥穂西穂間の岩稜の通過です。
ヘッドランプで小屋を出発し奥穂高岳まで。ここでヘルメット、ハーネスを装着して出発です。
あいにくのガスですが、馬の背の通過は高度感を感じずに怖くなくて良かったかも?しれません(笑)。
一番高度感があるところでガスでしたが、馬の背を通過すると晴れてきました。今日もいい天気です。槍ヶ岳も見えます。
これから向かうジャンダルムも手の届くところに。
ロバの耳を通過してジャンダルムはロープを着けて直登コース。これが当事務所の特徴。(ってほどでもないか(笑))。
ジャンダルム頂上からは奥穂がすぐそこでした。
休憩ののち簡単な鎖場を降りてコブ尾根の頭に。
ここから天狗のコルまで長い長い下降が始まります。
途中、西穂高岳はすぐ下に見えるのですが、実際にはかなり時間がかかります。
何とか天狗のコルに降りたって、すぐに垂直な鎖場を登り、急な岩場を歩いて行くと天狗の頭。そこからガイドブック等でもおなじみの逆層スラブの下りです。
写真で見るとえげつないんですが行ってみると大したことはありません。慣れた方には…。
そこから間ノ岳、赤石岳と縦走(岩稜)してようやく西穂高岳です。おそらく早い時間にはたくさんの人がいたのでしょうが今はだれもいません。周りもガスで見えません…。
まだまだ先は長いので下っていくとまたまた晴れてきました。
岳沢をはさんで対岸に前穂と明神が見えます。
後ろを振り返ると西穂高岳がそびえています。
独標を越えてようやく緊張感から解放されましたが、まだまだ西穂山荘は遠い!
丸山の手前でついに日が暮れてしまいました。でも、残照でまだまだ見えます。全員頑張って歩きとおした結果、ヘッドランプが必要なぎりぎりなところで西穂山荘にたどり着きました。本日の行動時間14.5時間。ちょっとフィックスロープ張りすぎたかな?まあ、安全を最大限考慮してのことだしよしとしましょう。
西穂山荘で乾杯して早々に就寝。みなさんさすがにこの日はよく眠れたようです。お疲れ様。
翌朝ガスの中、上高地に向かって出発。
サラシナショウマがきれいです。
緊張感からかあまり口を開かなかったお客さんもしゃべるしゃべる。ということで楽しく3時間歩いて無事上高地に下山しました。
おまけ…ウエストンレリーフ
西穂独標
前回の立山大日が終わった後そのまま帰宅せずに山旅人の西穂独標ツアーガイドをしてきました。
このツアーは北アルプスの通常のコースが厳しい方々にも北アルプスの雰囲気を楽しんでいただけるよう万全の態勢で企画したものです。独標直下の岩場では確保することも視野に入れて7名限定でのゆったりツアーでした。(実際のお客さんは6名でした。)
ロープウェイで西穂高口より歩き始めます。
ミヤマアキノキリンソウ
ヤマブキショウマ
ゆっくりゆったり花を愛でながら時間をかけて…。それでも2時間弱で西穂山荘に到着しました。
クロクモソウ
ミヤマトリカブト
なんだか山は早くも秋の気配が感じられます。
個々西穂山荘に泊まり予定ですので荷物を置いて独標に向けて出発。
しばらく登って振り返ると西穂山荘が…。
それにしてもやはり土曜日とあって人人人の大行列です。ゆっくり出発してるんであまり影響はありませんけど…。
曇り空でしたが時々ガスが切れて大正池と上高地が見えます。
リンネソウがまだ残っていました。
しばらくガンバって登るとガスの中に西穂独標が…。
頂上からはあまり展望がききませんでしたがそれでも明神岳の5峰などが見えました。
西穂山荘で一晩過ごし、翌日下山です。
笠ヶ岳がきれいに見えます。
天候は前日のほうがよかったのですが展望はこの日のほうがよかったようです。
西穂高口からは西穂高岳の全容が見えました。
右はじのとがったのが西穂独標。真ん中の台形がピラミッドピーク。左はじが西穂高岳です。
この後は東京で打合せ。その後しばらくキャンセルによるお休みです。盆休みなんて12年ぶりです(笑)。
立山三山と大日三山
8月4日より読売旅行九州のツアーガイドで立山三山と大日三山の縦走に行ってきました。
立山駅でツアーグループと合流したときには天気が悪く雨模様も覚悟したのですが…。
アルペンルートを上がってみるとそこは晴天!
夕方、落日ぎりぎりに本日の宿雷鳥荘に滑り込みました。
温泉と食事を楽しんで翌朝も最高の天気!
大日三山
これから目指す浄土山
タテヤマリンドウも我々の前途を祝ってくれます。
国の重要文化財、立山室堂で一息ついていよいよ浄土山の登りです。
まだ慣れてない体には少しつらかったでしょうがそれでも皆さん頑張りました。
そして頂上からは…。
イワギキョウの向こうに雄山が!
ここから一の越にいったん下り、再び登ること1時間で雄山の山頂です。お客様は全員500円払ってお祓いを受けました。これで晴天も間違いなしでしょう(笑)。
大汝山で昼休憩をとったのち富士の折立へ。
眼下には雷鳥平がきれいに見えています。
チシマギキョウ
このあたりから少し雲がかかり始めたのですが、真砂岳の上からは目指す別山が見えました。
こうして本日の最終ピーク、立山三山のラスト1峰別山に到着です。
硯ヶ池と別山北峰
下りてくると早くもトウヤクリンドウが咲いていました。
こうして二日目も無事終わり、剣御前小舎で夜を過ごします。剱岳が見えなかったのが残念ですが、明日こそは見えることを信じて…。
翌朝3日目も快晴とはいえないまでもまずまずの天気です。
チングルマ
イワイチョウ
雷鳥平にも太陽が当たってコントラストがきれいです。
佐々成政の埋蔵金伝説の鍬崎山
結構好きです毛勝三山
ハクサンフウロに甲虫が…。カミキリムシかな?虫は詳しくないです。すいません…。
久しぶりに見たような…。オオバキスミレ
今年は当たり年の模様。コバイケイソウ
3つのカールをもつ薬師岳
奥大日岳への登り途中では大日三山の残り二つがきれいに見えます。
そしてついに…。
剱岳が姿を現してくれました。
シモツケソウ
まるで庭園のような七福園
中大日と大日岳の鞍部に立つ大日小屋が見えてきました。
ここに荷物を置いて大日岳を往復してきます。
大日岳の山頂では…なんと…。
オスのライチョウが砂浴びをしてました。
通常に比べて花弁がピンクっぽいタテヤマチングルマ
大日小屋から大日平へかなりの急降下。
はるか下方の大日平の向こうに大日平小屋が見えます。遠い…。
でも、全員無事に到着しました。到着直後に夕立が…。助かった…。
翌朝曇り空の中を出発。
木道の向こうには富山湾が。
大日平からはさらに急降下が登山口まで続きます。
しかし、全員大きなけがもなく無事に称名滝登山口へたどり着きました。
今回本当に天気に恵まれ充実したツアーだったと思います。
次回読売の「羅臼・斜里・雌阿寒」は中止の模様…(泣)。不景気ですから仕方ないのでしょうか?
ゆっくり奥穂高岳
ああ、かなり久しぶりにブログを更新する気がします。すいませんでした。今後できるだけまじめにやります。
やはり天候悪く、西穂から奥穂の縦走は果たせませんでした。これで昨年から数えて4連敗!何とかなりませんかね…。
というわけでクラブツーリズムのツアーガイドで奥穂高岳に行ってきました。なんと、参加者3名!僕のツアーガイド史上最少の人数です。
7月30日昼過ぎに上高地でお客様と合流。徳沢までののんびりハイキング。
タマガワホトトギス
センジュガンピ
明神では少しだけ山が姿を現してくれました。
徳沢で快適な一夜を過ごした後は涸沢までのんびりと進んでいきます。
タテヤマウツボグサ
キツリフネ
屏風岩はさすがに登ってる人はいない…。天気悪いし…。
いつものとおり本谷橋で一息コーヒータイム。
そして涸沢に向け徐々に高度を上げて行きます。
クルマユリ
モミジカラマツ
オオヒョウタンボク
今年は涸沢より下部の雪が多いです。
キバナシャクナゲ
ウラジロナナカマド
ニッコウキスゲ
涸沢小屋に着くと夕方常念岳が美しく光ってました。
楽しい夜を過ごし、朝はやはり天候イマイチ…。でもガスが湧き上がる中に屏風の頭が幻想的です。
本日ようやく奥穂高岳を目指します。
まずはザイテングラートの取りつきまで。
ミソガワソウ
エゾシオガマ
ハクサンシャクナゲ
アオノツガザクラ
コイワカガミ
ハクサンイチゲ
タカネヤハズハハコ
チングルマ
シナノキンバイ
ベニバナイチゴ
ヨツバシオガマ
ハクサンチドリ
ザイテングラートをぐんぐんとよじ登っていきます。
ほどなくして稜線に立つ穂高岳山荘に到着。しばらく休憩した後、奥穂高岳山頂を目指し登ります。ガスで周りが見えない…。小屋のすぐ上の梯子では下山の20人以上のパーティーに無理やり止まらされて閉口しました…。山岳会のリーダーのくせに適切な判断もできないのね…。まあいいです。愚痴るのはやめましょう。
小屋から山頂の間は写真がありません。目新しい花もないし、展望は利かないし…。
で山頂でパチリ。
この日は穂高岳山荘に泊まりました。結構混んでました。もちろん僕は部屋で寝ないで廊下で寝てましたが(笑)。
8月2日はゆっくりのんびり徳沢まで下山です。
ハクサンオミナエシ?
徳沢で快適な一夜を再び過ごし、目が覚めると…。快晴でした。登って行く人が恨めしい…。
徳沢より前穂と明神
明神池にて二の池
同じく頭上の明神岳
梓河畔より六百山
同じく焼岳
上高地より
こうして5日間にわたる長期のツアーは終了しました。天候にはあまり恵まれませんでしたが、参加者3名ということで無事登頂することができました。10名ぐらいいたら頂上は目指さなかったと思います。これからのツアーはこうありたいものです。クラツーさんは大赤字でしょうが…。
今日からは九州の読売旅行さんで立山三山と大日三山を歩いてきます。
残雪の燕岳から常念岳
行ってきました。
初日15日は快晴の中合戦尾根をぐいぐい登っていきます。
合戦小屋で一休みして合戦沢の頭に向けてさらに登ります。
合戦沢の頭が近づくと…
槍が見えてきました。
いやあ、大展望で気持ちがいいですね!
ここから少し楽にはなりますが、まだまだ雪の登りは続きます。
燕岳も間近に迫ってきます。
さあ、燕山荘へ最後の一登り。いつものKさんとアシスタントのYです。
こうしてたどりついた燕山荘ではさらなる大展望が待っていました。
さて翌朝はいよいよ大天井岳を経て常念までの縦走です。
しかし、天気予報が…。ということで燕岳は省略してとりあえず常念小屋に向かうことにしました。
ところで話は変わるのですが、現在新潟行きのバスの中でこのブログを書いています。残りの写真をすべて自宅HDDの中に移してきてしまったため、これ以降写真がありません(涙)。また、いつの日か…。
というわけで空模様は怪しいのですがまだまだ周りの展望もしっかり聞く中大天井岳へ。
途中、蛙岩では冬道になっている岩の中を潜り抜けます。切通岩を過ぎたところでアイゼン装着。しかし、大天井を直登する冬道にもほとんど雪はありません。アイゼン付けたり外したりを繰り返して大天井頂上へ。いよいよ天候は怪しく、槍も見えなくなりました。
東天井岳を過ぎたあたりでいよいよ雨が降り始めました。大したことはないといえばないのですがそれでも雪山で雨というのはテンション上がりません…。
まあ、歩いているうちに常念小屋にたどりつきました。客は我々だけだったので小屋番と一緒の夕食にさせてもらいました。楽しいひと時でした。
最終日はけっこうきつい風と雨の中一の沢を下りていきます。Kさんは前回来た時よりも緊張されていたようでした。
それでもなんとか無事に登山口まで下りつき、車回収に中房温泉に行ってから有明荘で汗を流して今回の山行は終了となりました。
これで今シーズンの雪山は終了かな?
今日は昨日と一転して快晴の中新潟に向かっています。九州の読売旅行の仕事で佐渡の花縦走です。うちの近所のバス停からは昨日下りてきた常念と田んぼがきれいでした。